「また肩が重い。先週、マッサージに行ったのに。」
この一文に心当たりがある方に、少し込み入った話をします。
肩こりは、治そうとすること自体が間違いなのではありません。ただ、「どこまで届かせているか」によって、繰り返すかどうかが決まります。
慢性的な肩こりの方と向き合ってきた経験から言えることがあります。繰り返す方のほとんどは、「正しい深さ」まで届かせていないのです。
気持ちいいのに、なぜ戻ってくるのか
マッサージは気持ちいい。これは本当のことです。
施術後に肩が軽くなる感覚、じんわりした温かさ——あれは錯覚ではなく、実際に表層の筋肉がほぐれているから起きる変化です。
では、なぜ3日もすれば元に戻るのか。
肩こりの「本体」は、表面の筋肉だけではありません。
慢性的な肩こりには、肩甲下筋(肩甲骨の裏側にある筋肉)や斜角筋(首の深部にある筋肉)が深く関わっていることが多い。こうした筋肉は体の奥にあるため、手でほぐすだけではなかなか届きません。
表層をいくらほぐしても、深部で凝り続けている筋肉がある。だから、また重くなって戻ってくる。
触診で「本当に凝っている場所」を確認する
施術の前に、まず触診を行います。
肩甲下筋や斜角筋を実際に触れて、「痛みがあるかどうか」を確認する。これが鍼を打つ場所を決める根拠です。
押したときに「そこそこ、そこが痛い」と反応がある場所——そこが本当に凝っている筋肉です。
患者さんが「肩が痛い」と感じている場所と、実際に問題のある筋肉の場所は、必ずしも一致しません。表面の感覚と深部の実態にはズレがある。そのズレを触診で確認してから、鍼を進めます。
「ズシーン」が、届いた証拠
北京堂浅野式の特徴は、深刺しです。
首や背中では3〜5センチ。筋肉本体に鍼が届く深さまで刺入します。

筋肉に鍼が届いた瞬間、「得気(とっき)」と呼ばれる独特の響きが生じます。凝った筋肉をグーっと指圧されたときの「あーそこそこ」という感覚——それが鍼を通じて生じるイメージです。重症なほど「ズシーン」と強く感じます。
この響きは、鍼が本当に届いた証拠です。表面をなでているだけでは、この感覚は出ません。
正直に言うと、治療後2〜3日は重だるい
ここは正直に書きます。
浅野式の治療を受けた後、2〜3日は筋肉痛になることがあります。
「凝り」から「筋肉痛」に変わる、と言えばイメージしやすいでしょうか。長年固まり続けていた筋肉が、鍼によって直接刺激を受けた結果です。
これは悪いことではありません。むしろ、深部の筋肉にきちんと届いて、血流がアップした証拠です。
そして、その筋肉痛が落ち着いたあとに——スッキリします。
「なんか肩が軽い」「首が回るようになった」という変化が、この段階で現れます。マッサージの翌日に感じる「気持ちいい」とは、質が違う変化です。
「また戻るかな」と思いながら受けない施術を
横浜まのあ鍼灸院では、施術の前に必ず触診を行い、あなたの肩こりの「本体」がどこにあるかを確認します。
表面ではなく、深部の筋肉まで届ける。2〜3日の経過を経て、本当にスッキリする体を目指す。
「また戻るかな」と思いながら受ける施術ではなく、根っこから変わっていく感覚を一緒に体験してみませんか。
あの重さは、まだ届いていなかっただけかもしれません。
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横浜まのあ鍼灸院
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